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PA・音響スタッフになるには?仕事内容や年収について解説

PA・音響スタッフになるには

音響スタッフの仕事とは?


観客や視聴者に対して最高の音響体験を提供

レコーディングやライブといった音楽シーンにおいて、さまざまな楽器の音やヴォーカルの声をひとつの音楽にまとめたり、演劇、映画、テレビ番組、企業イベントで、マイクセッティングやBGMを担当するのが音響スタッフの仕事です。「音響エンジニア」「PAエンジニア」などと呼ばれることもあります。

ライブやコンサート、イベントの際は事前に会場の音響特性や反響の確認、機材設置場所の確認からはじまり、スピーカーの配置、マイクの選定、ミキサーの設定等を実施。機材のテストと調整を行い、最適な音質を確保して本番を迎え、リアルタイムで音質を調整していきます。ステージ上の状況を常に把握し、PA卓を操作しマイクの切り替えや、エフェクトの適用など、突発的な判断が求められることも。

エンターテイメントシーンになくてはならないのが「音響」でもあるので、その責任・やりがいともに大きな仕事だといえます。

音響スタッフの年収はどのくらい?

音響スタッフの収入は、地域、経験、勤務形態(正社員、契約社員、業務委託、フリーランスなど)、さらには勤務する会社の規模などによって異なります。

音響をはじめ、照明など舞台の裏方に関わるスタッフに関しては、正社員の場合、平均年齢は33歳、平均年収が490万円程度(厚生労働省提供 職業情報提供サイト「job tag」調べ)。

規模の大きなイベントであれば開催されるのは土日や祝日、ライブハウスやコンサートなどの音楽イベントなどであれば夜に開催、といったように勤務時間や休暇取得などは不規則であることも。その他にも例えば有名バンドなどの全国ツアーであれば1〜2週間の出張ということもあります。

しかし夜間手当や出張手当など他の職種ではよく聞く手当などはつかないことが多いです。

音響スタッフになるには?

音響スタッフが活躍できる場所はイベント運営や映像制作会社、TV局、劇団、結婚式場など多岐に渡ります。未経験で働けることも多いですが、多くはアルバイトや契約社員での募集となっているので、正社員で働くためには音響の知識やイベント・会場によって異なるスキルを身につけることが重要となります。

こういったスキルは専門学校や大学などで学ぶことができますが、特に専門学校の音響に特化した学科では、在学中から実際にイベントスタッフとして経験を積んだり、現役のプロ講師から最先端の知識を学ぶことができるので、就職後に即戦力として活躍できる実践的なスキルを身につけることができます。

また、イベントが多く開催される時期には、学校に音響スタッフのアルバイト募集がくることもあり、在学中から企業とのコネクションを得られる可能性もあります。

音響スキルを身につけた後は、先ほどあげた会社などへ就職し、現場を経験しながらさらにスキルを磨いていきます。実力がつけばフリーランスで活動することも可能です。


音響スタッフになるために資格は必要?

音響スタッフになるために必須の資格はありませんが、持っていると就職に役立ったりスキルアップとなる資格はいくつかあります。

  • 舞台機構調整技能士【音響機構調整作業】(国家資格)…劇場・ホール等の舞台における音響機構の調整操作に必要な技能・知識に関する国家資格。
  • Pro Tools技術認定試験…音楽などの録音においてDAWの標準機となっているPro Tools技術を証明する試験。
  • 映像音響処理技術者資格認定試験…TV番組やCM、映画、オンライン配信など映像・音響関連業界で働く際に必要な知識を持っているかを証明する試験。
  • 電気工事士試験(国家資格)…音響機材の設置やメンテナンスには電気に関する知識が必要であるため、国家資格である第二種電気工事士資格が役立つ場合も。

音響スタッフの将来性は?

音楽コンサート、フェスティバル、劇場公演などのライブイベントは、日本国内だけでなく世界中で行われており、音響スタッフの需要がなくなることはありません。技術の進歩により、活躍の場はリアルな会場やTVだけでなくVRなどのバーチャル空間にも広がっています。ただし常に最新の知識やスキルを身につけることが重要です。

音響スタッフに向いているのはどんな人?

  • 新しい機材やテクノロジーに対する興味がある人
  • イベントやライブ・演劇などを作りたい人
  • 音の微妙な違いや設定の細かい調整が必要なため、細部にまで注意を払うことができる人

音響スタッフになるにはこの学科!


音響スタッフになるにはこの学科!

福岡ビジュアルアーツ・アカデミー 音響学科 PAコース

「なんでスピーカーから音が出るの?」「そもそも音とは?」といったPAの基礎的な知識からオペレーションに必要な技術をはじめ、演劇や音楽ライブ、披露宴など会場や演出シーンによって異なる音響スキルを身につけることができます。もちろんカリキュラムは実習がメイン。いろいろな分野が学べる総合校だから可能な環境です。

音響スタッフに関連する仕事は?

  • 照明スタッフ
  • 舞台監督
  • 演出家

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